浦和レッズMF柏木陽介のゴールについて:甲府対浦和

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リベロの河童
投稿者: ( 河童戦術ブログの管理人 )
公開日:2017年08月09日( 2か月前に投稿 )

J1リーグ第21節のヴァンフォーレ甲府対浦和レッズの試合は浦和レッズが前半19分に先制したのですが、そこで決まった柏木陽介のゴールは本当に凄かったですね。今回はそのゴールについて振り返ってみます。

 

まず浦和レッズが相手最終ラインの裏へロングボールを出してそれが跳ね返されたのですが浦和がボールを回収し中央の柏木へパスを出しました。このとき柏木はボールを受ける前に一度首を振って味方と敵の配置やスペースを確認しています。

1タッチ目で内側へトラップすることにより右側の相手を引き付けておいて、2タッチ目で外側へ持ち替えてサイドへ出すような素振りを見せたことで左側の相手も釣られて、その瞬間に相手の隙間を通して縦パスを入れました。全てのボールタッチ、視線、体の向きなどが相手の裏を付くために効果的に使われてましたね。

パス&ゴーで柏木は縦パスを入れた瞬間に前のスペースへ侵入することで自分は前向きに前進し相手は振り返って戻ることになり遅れましてすごく狭いスペースの中で相手のDFに対して2対1の状況を作りました。ここでもし柏木に寄せたら柏木は味方を使ってフリーにできますし、もし柏木に寄せてこなかったらそのまま侵入できますね。つまりこの一瞬だけここのスペースは相手が不利な状況になりました。

そして相手が寄せてこなかったのでスペースへ侵入するのですが、相手のサイドが絞って来たのでフリーにはならず。しかしこのとき柏木は相手がボールに対して寄せて来れないように細かくステップや足のフェイントを使っています。そして相手SBはニアのシュートを警戒し画面の左へ移動します。また、内側のCBは遅れているためファーを警戒するも少しずれてましたね。また中央への折り返しなども頭にはあったでしょう。

ここでDFが空けたその隙間を使ってしかもGKを超えるようにループシュートを狙います。このようにこの一連の流れで柏木はおそらく5回くらいのフェイントを使って相手の裏をついていますね。ひとつひとつ、一瞬一瞬でいくつものフェイントを使いながら自分でコースをつくりゴールまで決めました。

いやほんと上手いですね。すべてのフェイントが効果的で相手としてはかなり難しい対応だったはずです。ボールにいけばかわされる、コースを切ればフェイントで動かされる。ディレイすれば正確なパスが出る、2人でいけば2連続の細かいフェイントで穴を空けられる。ループシュートももちろん凄いのですが、その状況を作り出すまでの技術が凄かったなあと特に感じたゴールでした。

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