日本代表FW本田圭佑のサウジ戦試合後コメントについて

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リベロの河童
 ( 河童戦術ブログの管理人 )

さて。オーストラリア戦で勝利したことで、1試合を残してワールドカップ本大会出場を決定させていたため、怪我から復帰間もない長谷部誠や香川真司は現地入りする前にドイツへ帰国させ、またこちらも故障明けだった大迫勇也をメンバー外として日本代表はサウジアラビア戦に臨んでいました。

それでも日本のメディアは「これがロシアワールドカップへ向けた新たな第一歩なのでその意気込みを見せて勝利してほしい」などと意味のわからないことを言っていたのですが、サウジアラビアにとってはワールドカップ出場を決めれるかどうかのまさに生きるか死ぬかの戦いだったんですけれども、残念ながらハリルホジッチにとっては完全なテストをするための練習試合だったわけです。

それを示すかのように、日本代表はFWに本田圭佑を起用してきました。もちろん日本を代表する選手ですし、前回のワールドカップまでは主力として活躍していた選手です。しかし、その後はクラブシーンでも代表でもなかなかポジションを勝ち取ることが出来ず、かつてのような輝かしいパフォーマンスはもうここ数年見られなくなっていました。ちなみに直近の試合で、クラブチームで見せたパフォーマンスはこのような感じです。

 

で、その本田圭佑も実は故障明けでして、残念ながらシーズン開幕には間に合わず、ようやく最近試合に限られた時間内で出場するようになったという段階でした。そんな彼をサウジアラビア戦で先発起用したということから見ても、ハリルホジッチにとっては完全にテストマッチであり勝敗よりもチェックをしているという感じでしたね。

日本vsサウジアラビア 試合後のハリルホジッチ監督会見要旨 | ゲキサカ

本田に関しては、トップコンディションでないことは分かっていた。(所属クラブで)ゲームの出場時間が短く、試合勘が欠けていることも分かっていたので、45分という前提で使った。現在、彼はリズム、試合勘の面でトップレベルではない。

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また、ハリルホジッチは会見でもこのことに言及しており、あえてこの試合で使うことで何かを伝えたかったのではないでしょうか。まあパチューカの試合をチェックしていればサウジアラビア戦のようなパフォーマンスになるというのは予想できていたことですし、必要以上に本田圭佑待望論を持ち上げていた某メディアには違和感を感じていました。

現状はコンディションが著しく低下しておりプレー面だけを見たら日本代表へ招集されるレベルではなかったであろう本田圭佑が、それでも日本代表のメンバーに入ることは日本代表七不思議のひとつかもしれませんが、きっと何か役目があったのだろうと信じています。大人の事情とかね。

 

そしてここからが本題なんですが、そのような状況下にある本田圭佑が試合後に述べたコメントがものすごく気になりました。なんというか、本当に今自分が代表内で置かれている状況をはっきりと理解しているのかどうかわからなくなるようなコメントでして、どうしてこんなことを言うんだろうと不思議に思いました。

本田「いろいろなものを取り戻さないと」 最終予選 サウジアラビア戦後のコメント – スポーツナビ

(シュートよりもパスを選択した場面もあったが)シュートを打たないといけない場面があったとは思わないので、そのへんはあんまり。どちらかというと、その手前のプレーの組み立ての方が課題があったかなと感じています。(右の酒井宏樹との組み立ては)まあ全然ダメですね。何を言っても言い訳になるので、はい。もう、ダメやったという結果しか残らない。いろいろなものを代表は取り戻していかないといけないかな、というふうに思います。

(ポジションに関して監督と話をした?)そうですね。話すところは話をして、監督も分かっていないわけではないと思うので。(出場は前半だけという話?)はい。ミーティングでたぶん前半だけでいくと。コンディションのことをまだ心配してくれている、という説明を受けました。

(ロシアW杯へ向けて今日の試合から導き出せたことは)うーん、そうですね。事実として、サウジの方がいいサッカーをしていたということだと思うので。オーストラリア戦も主力が何人か出ていないところも無視できないと思います。やはり結果だけでは判断できない部分があると思うので。何よりもW杯に出るということをとにかく結果として残せた。1回振り出しに戻して、日本代表がどういった形でロシアW杯へ向かうべきなのか、それを考えないといけないかなと思います。

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他の媒体では中央でのプレーにこだわりを持っていてサイドじゃなくて真ん中やりたいっていうのもあったんですけど、それはまた別の機会にするとして、この『1回振り出しに戻して、日本代表がどういった形でロシアW杯へ向かうべきなのか、それを考えないといけないかなと思います。』という部分について、凄く違和感を持っています。

過去の栄光はいったん忘れて、現状右ウィングの3番手(久保、浅野、本田)であるいち選手が、日本代表の方向性を考えるよと。先日もこのような本田圭佑の発言について記事を書いたんですけど、なんで自分のことに集中できないんでしょう。いまにも代表からお呼びもかからなくなるかもしれない、今回だってパフォーマンスで考えたら逆に呼ぶ監督のほうが少ないという状況の選手が、自分のことだけでなく日本代表についてメディアを使って苦言を話すと言うのがよくわかりません。

また、『1回振り出しに戻して』と話しているのですが、どうして積み上げてきたものを本田のために戻さないといけないんでしょう。日本代表がどういった形でロシアW杯へ向かうべきなのかは日本サッカー協会とハリルホジッチ監督がしっかりと考えて決めますから、選手はそれに応えれるようクラブで頑張って活躍してください。わざわざ本田さんの言うことを聞く必要が無いというか、逆にハリルホジッチを困らせてほしくないんですが。

そして『オーストラリア戦も主力が何人か出ていないところも無視できないと思います』というコメント。なんでこれ試合に出てない本田がわざわざ言う必要があったんでしょうか。オーストラリアは日本代表に絶対勝つために、そのときのベストな選手を選んで必死に戦っていましたよ。主力が~とか言われましても、別にオーストラリアが手加減したわけではありませんし、あれがあのときのオーストラリアの全力だったわけです。それに自分の出てない日本代表が勝利したことが面白くなかったんでしょうか。そういう総括は選手の役目ではないので越権行為で目立つのではなく、いち選手としてプレーで目立ってほしいところです。

正直いまの本田圭佑は『自分が機能するように日本代表を変えたい』としか映りません。日本が勝つためとか、日本代表が最高のパフォーマンスを見せるためとか、今後の日本にとって最善のことなどではなく、自分がメンバーに入りたいから、自分が活躍できるような戦術にしたいから口を出しているようにしか見えなくなってきました。

2018年の本田圭佑がトップパフォーマンスだったとしてもどれだけ活躍できるのかはわかりませんし、メンバーに入ってるかすら怪しい状況ですけど、まず今の本田圭佑に必要なのは自身のコンディションを上げることであり、パチューカでポジションを獲得することです。日本代表全体の話なんてそれからでも遅くないですし、まずは自分がこれからの日本代表に入ることを目標にされてはいかがでしょうか。

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