浦和レッズ対川崎フロンターレの感想:ACL準々決勝2ndレグ

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リベロの河童
投稿者: ( 河童戦術ブログの管理人 )
公開日:2017年09月13日( 2か月前に投稿 )

浦和レッズスターティングメンバー
GK 1 西川 周作
DF 2 マウリシオ
DF 5 槙野 智章
DF 46 森脇 良太
MF 8 ラファエル シルバ
MF 10 柏木 陽介
MF 13 高木 俊幸
MF 16 青木 拓矢
MF 22 阿部 勇樹
MF 39 矢島 慎也
FW 30 興梠 慎三

川崎フロンターレスターティングメンバー
GK 1 チョン ソンリョン
DF 3 奈良 竜樹
DF 7 車屋 紳太郎
DF 18 エウシーニョ
MF 5 谷口 彰悟
MF 8 阿部 浩之
MF 10 大島 僚太
MF 14 中村 憲剛
MF 21 エドゥアルド ネット
MF 41 家長 昭博
FW 11 小林 悠

 

試合開始~15分

まず注目は浦和レッズの布陣なんですが、4バックの4-1-4-1ですね。川崎はいつも通りの4-4-2です。ファーストレグで1-3と負けてしまったもののアウェーゴールを決めていることもあって2-0なら浦和が勝利できるという条件でのゲームとなりますので、浦和はとにかくまずは2点は最低でも必要、そしてどうしても先制点がほしいところ。対して川崎は1点でも取ればほぼほぼ試合を決定付けることができる状態なので、まずはいい形で奪ってからのカウンターが狙いでしょうか。

試合開始から浦和レッズが攻勢を強めているのですが、それでもリスクはあまり負わないよう後ろの人数を調整しながらの戦いとなっています。ただし浦和レッズで気になるのは両サイドの槙野と森脇の裏にあるスペースが少し怪しいですね。彼らは4枚のときのサイドバックをほんとにできるんでしょうか。ポジショニングや動き方に少し???な部分があるんですよねえ…

 

15分~30分

ここまでの印象ですが、浦和レッズの左サイドに入っている高木のパフォーマンスがイマイチですね。少し判断が遅かったりプレーが洗練されておらず、ボールを失ってしまう場面が目立ちます。せっかく先発で使われているんですからもっと積極的に自分の持ち味を発揮して欲しいところです。

 

前半19分に中村憲剛の半端ない裏へのパスから川崎フロンターレが先制します。浦和レッズの後ろの4枚のラインが揃ってないですね。ぶっちゃけ中学生でももうちょっと綺麗に揃えれると思うぞマジで…で、それによってオフサイドが取れず、裏へ見事に抜け出されてしまいました。まあGK西川のミスというよりもまずは最終ラインのミスでしょうね。

個人的に思うのは、後ろをオフサイドラインで揃えてコントロールできないならもっと下がるしかないと思うんですよね。高いラインを維持して前からプレッシャーをかけていくのであれば、後ろのオフサイドラインのコントロールというのはもっとしっかりしたほうがいいと思われます。で、このゴールによって浦和レッズは勝利するには残り時間で延長に持ち込むためには3点、勝利するには4点取らないといけなくなりました。かなり厳しい。けど無理ではないですからね。ここからどういうことをやってくるのかに注目です。

 

30分~45分

前半35分に浦和レッズがまず1点を返します。矢島のパスだと思うんですけど滅茶苦茶上手かったですね。それほど川崎の守備が悪かったとは思いませんし浦和の攻撃が凄かったかと。そしてこれによってあと2点とれば延長戦という状況に。

 

このゴールから数分後に川崎のSB車屋がハイキックで一発退場になりました。これでさらに試合はわからなくなりましたね。なおポジション修正のため中村憲剛を下げて田坂を投入してサイドバックを補充しました。この判断がどう出るのかちょっと不明。布陣的にはそうなのかもしれませんが、もし浦和がもう1点取ったら本当にどうなるかわからなくなってきました。

 

そして前半は1-1(合計2-4)で終了します。もし浦和レッズがあと2点取れば同点で延長となります。もし川崎があと1点でも取れば延長戦は無くなり、浦和が勝利するためには4点必要という状況になります。浦和レッズとしては相手がひとり少なくなったことですし、残り45分で2点というのは現実的にあり得るスコアですし狙っていくでしょうね。

 

 

45分~60分

前半でも少し書いたんですが、左サイドの高木が少し効果的ではないですね。クロスを送ろうとしてもことごとくブロックされてますしまともに中央へボールを送れてません。ここで高木が勝てないようだとけっこう厳しいのでは。ただし、左はクロスがブロックされ、右サイドも仕掛けることで浦和レッズのコーナーキックの数は増えてきています。このサイドから入れて、防がれてもコーナーキックでチャンス継続、さらに川崎がサイドを意識してきたら内側の隙間を狙って仕掛けるというプランも出てくるかもしれません。

前半にひとり退場者を出しているけどまだ合計スコアではリードしている川崎フロンターレですが、攻撃時は結構人数かけてるんですよね。それによって逆に浦和レッズにカウンターのチャンスも生まれています。まあひとり少ないからって完全に引いて守っているだけではいつか決壊するかもしれませんし、浦和レッズを川崎ゴールから遠ざけるためには必要なことかもしれません。ただ奪われたときがちょっと怖いですね。

 

60分~75分

63分に浦和レッズはCBのマウリシオを下げてFWのズラタンを投入。阿部が真ん中で槙野と森脇が両CBの3バックへ変更しました。まあこれが従来やってきた形でもあるので、こっちのほうがやりやすいというのはあるかもしれません。

対して川崎フロンターレは大島を下げてエドゥアルドを投入。川崎は布陣を変えるのではなく、奈良を前に上げてエドゥアルドをCBに。これは浦和レッズのサイドからのクロスやセットプレーでの高さなどを意識してのことでしょうか。ひとり退場してるので最前線を1枚減らした4-4-1という形はそのまま維持しています。

68分に浦和レッズが左サイドのクロスからチャンスを作るもヘディングシュートはGKの正面。やっと左サイドの高木が強引ではあったもののいいクロスを送ってそこからチャンスになりましたね。ひとつ良い形が作れたことで、残り時間での攻撃にも良い影響がありそうです。

 

後半は特に増えていた浦和レッズのコーナーキックから、途中出場のズラタンが見事にヘディングで決めて合計スコアで1点差(3-4)に。あと1点浦和が取れば延長戦です。川崎フロンターレとしてもセットプレーの対策などを考えて選手交代もしていたのですが、しっかりと浦和に決められてしまいましたね。さあこれでどうするのか。ピッチにはもう中村憲剛も大島もいない状態で1点差。こういうときに監督の指示はどうなっているのか、またピッチ上のリーダーは誰なのか。そういうところが大事になってくるかもしれません。

 

75分~90分

浦和レッズはやっぱり4-1-4-1よりも従来の3バックから作る布陣に戻したほうが全てがスムーズになっています。まあいろいろ考えての4バックだったんでしょうけど、シーズン途中から変えるのは大変かもしれませんから今後もシーズン終わるまで3バックは使っていくかもしれませんね。

この時間帯で矢島に変えて駒井を投入。ラファエルシルバが中央に移って駒井が右サイドという感じでしょうか。浦和レッズはやはりサイドからの仕掛けから中央で決めるという形を狙っているのでしょう。逆に川崎フロンターレは良い形で奪ってからのカウンターというのがなかなか見れなくなってきましたね。1枚少ないことも影響しているでしょうし、サイドの深いところまで攻め込まれることで奪ってからの形がなかなか作れていません。

 

なんと試合終盤で浦和レッズが合計スコアで同点に追いつくゴールを決めて3-1(合計4-4)となりました。いやーほんと凄い。

 

さらに浦和レッズが逆転ゴール!!!これで4-1(合計5-4)となり浦和レッズが試合をひっくり返しました。いやーやっぱり前半で中村憲剛を交代させ、後半途中で大島も下げてしまったことが影響しているのかもしれません。失点してしまってからチームを落ち着けることができていませんし、どうするのかもっとハッキリさせないといけなかったですね。これによってこのままなら浦和レッズの勝利、川崎フロンターレが1点取ればアウェーゴール数の差で川崎の勝利となります。

高木はほんと前半までは駄目駄目だったのに、後半に一度サイドから良い形をつくったあのときからガラッと変わりましたね。やっぱりひとつ良いプレイをしたことで自信を持ってプレイできるようになったのではないでしょうか。そういうのって大事ですよね。

浦和レッズはリードしたことで守りきるため興梠慎三を下げて遠藤航を投入。完全に立場が逆転してしまいました。やっぱりあの一発退場、そして中村憲剛と大島を下げたプランなど川崎としてはもったいない試合展開ですね。逆に浦和レッズはやることがハッキリしていて、特に3バックにしてからは全てがうまくいったように思います。

そして試合は4-1(合計スコア5-4)で浦和レッズが大逆転勝利をおさめ、アジアチャンピオンズリーグ準決勝へ進出することになりました。川崎は本当にもったいなかったというか、ひとつのアクシデントで全てがうまくいかなくなってしまいました。まあ結果論なのでアレなんですけど、なにかったときにピッチ上で誰が統率するのかというところで少し疑問が残ってしまいましたね。

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