セレッソ大阪対ベガルタ仙台の感想:J1第27節

カテゴリ /  サッカー / タグ /  / 
リベロの河童
投稿者: ( 河童戦術ブログの管理人 )
公開日:2017年09月23日( 3か月前に投稿 )

セレッソ大阪スターティングメンバー
GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸
DF 14 丸橋 祐介
DF 22 マテイ ヨニッチ
DF 23 山下 達也
MF 6 ソウザ
MF 10 山口 蛍
MF 16 水沼 宏太
MF 24 山村 和也
FW 8 柿谷 曜一朗
FW 9 杉本 健勇

ベガルタ仙台スターティングメンバー
GK 21 関 憲太郎
DF 29 古林 将太
DF 13 平岡 康裕
DF 27 大岩 一貴
DF 34 椎橋 慧也
MF 16 野津田 岳人
MF 18 三田 啓貴
MF 10 梁 勇基
MF 23 中野 嘉大
FW 7 奥埜 博亮
FW 11 石原 直樹

 

前半開始~30分

セレッソ大阪の最初の攻撃なんですけど、わざと3バックの両側の選手の位置に最初立ってそこから少し距離を空けておいてサイド裏のスペースを狙っていましたね。前回の対戦でCB脇のスペースを上手く使って試合を制していたこともあって、この試合でもセレッソは明らかにここを狙っているようです。前回は上手に崩されていた仙台ですが、セレッソの仕掛けに対してどう対抗できるかによって本当にチームとして成長しているのかが良くわかる試合になるかもしれませんね。

仙台なんですがいつもとは少しメンバーが変わっているようです。GKに関してはどうやら前日の練習でシュミットダニエルが負傷してしまったようで今日は関を起用しているのですが、それ以外でもリャンが久しぶりに先発で出場しています。正直このやり方でリャンの良い動きというのをまだ見てないので逆に楽しみではありますね。

 

この場面もそうなんですけど、サイドCBに対してセレッソが2対1の数的優位の状況を上手に作り出しています。仙台にとって危ない時間帯というか、早急に守備の方法を改善しないとセレッソの狙い通り得点が生まれてもおかしくない状況になっています。

 

で、これは前からずっと思ってるんですけど、仙台のボランチって攻撃時に両方が前線に上がってCB前に誰も居ない状況というのが本当に多い印象です。ほんとカウンターをよくゴール前まで運ばれるんですけど、実はここが問題なのではとこっそり思っています。それでもずっと同じ選手を固定で使っていて、さらに選手が変わっても同じ状況なのでやっぱり気になりますね…

 

30分~60分

ここまででセレッソ大阪で目立っている選手は中盤のソウザ。いやほんと良い選手ですね。チームとしてかなり統率が取れているセレッソ大阪のなかで、かなり機能している感じです。山村とか杉本のような前の選手がよく注目されているんですけど、セレッソをぼーっと見てると一番目立つのがソウザでした。

対してベガルタ仙台で目立っているのは最近ローンで移籍してきた野津田でしょうか。彼はなかなかいいですね。どうボールを運べばいいのか、またどこにポジションを取れば相手が嫌がるのかというのをしっかりと理解している印象です。ほんとフロントは良い補強をしましたねえ。

 

なんとベガルタ仙台が前半に先制します。30点中5得点しかとっていなかった前半でのゴールってほんと中断前まではほぼ「無かった」くらいなんですけど、中断期間でバランスを調整してからは本当にチームとして良くなった印象です。

このゴールで注目なのはサイドCBの『運ぶドリブル』ですね。これは以前ブログで書いていたのでよければ『ベガルタ仙台分析:両脇CBの運ぶドリブルについて』を参考に。で、これによってセレッソのゾーンを困らせることに成功していて、それをきっかけに崩してゴールまで繋がっています。シーズン前半戦ではあまり見られなかったこのCBの運ぶドリブルなんですけど、本当に重要なのでもっとパターンとして落とし込んで武器にしてほしいですね。

前半は仙台が先制点を取ってセレッソ0-1ベガルタで終了しました。どちらにも決定的なチャンスがあったわけですが、確実にそのチャンスをものにした仙台がリードと。ただしセレッソもそれほど悪かったわけではなかったので、後半もまだまだわからないですね。

後半最初のチャンスを迎えたのはセレッソ大阪。素晴らしいパスからGKと1対1になったのですがGKの関がナイスセーブ。わりとこのような決定的なチャンスというのはセレッソのほうが多いかもしれませんが、なかなか決まらないですねえ。

後半に入っての印象ですけど、ベガルタ仙台もしっかりと相手のプレスを回避しながらボールを前進させることが出来ていますし、セレッソ大阪も相手が保持しているボールを上手く狙いどころへ誘導して囲んで奪えていますね。どちらもいい状態というか五分五分の展開が続きます。

あとセレッソなんですが柿谷があまり良くないですね。完全に統率の取れたセレッソ大阪のなかで柿谷ひとりだけ浮いてるというか、チームの波に乗れてないというか。このままでは正直清武が戻ってきたら外れるのは柿谷かもしれません。

 

60分~試合終了まで

これまでの試合を見てて気づいたのが、ベガルタ仙台はボールを奪った直後の相手のカウンタープレッシングをしっかりとかわせていますね。よってセレッソのセカンドボールを拾った波状攻撃というのがなかなか見られません。奪ったら相手のプレスが酔ってくる前に即座に横パスなどでプレスを回避して安全な場所へボールを送り、それによってセレッソは自陣へ撤退するしかなくなっている感じ。

まあたまにボールをあっさり捨てる場面も見られるんですが、仙台のポジティブトランジション(守備から攻撃への切替)が上手く機能しているのではないでしょうか。そこは本当に成長していると感じますし、シーズン前半戦よりも確実にスムーズになってきています。

 

ここで仙台が0-2と突き放す追加点を決めます。実はこれ柿谷のいらないパスミスから失点になってるんですよね。ちょっともったいないというか、柿谷大丈夫か?

 

しかしその直後にセレッソは1点返します。ここまで体を張った守備などで水際でなんとか止めていた仙台守備陣なんですが、ついに破られてしまいましたね。

 

しかししかしまたその直後にベガルタ仙台が突き放しゴールを決めてこれでセレッソ1-3ベガルタという状況に。本当に仙台は中断期間を空けてからチームの状態が良くなったというか、物事が整理されてそれぞれがどうプレーすれば効果的なのかがはっきりしてきた印象です。

たしかにセレッソが3失点しているわけなんですが、個人的にはセレッソが悪いというよりもベガルタ仙台が本当に良くなっているという印象。仙台分析していたときはあまりチームの状態が良い訳ではなかったので不安だったんですが、いよいよチームとして出来上がってきたのではないでしょうか。今の仙台は見てて面白いですよ。

 

そしてベガルタ仙台がとどめの一撃を決めて試合を決定付けました。いやー仙台強い。今のセレッソをボコボコにできるチームがそれほど多いとは思いませんし、素直に仙台を誉めてもいい出来だと思います。

セレッソとしては少し柿谷のパフォーマンスが謎だった部分はあるのですが、全体的にはそれほど悪かったとは思いませんし、大事なのはこの敗戦をいつまでも引き摺らないように切り替えて次の試合に臨むのが大事なのでは。

 

ここで試合が終了しセレッソ1-4ベガルタ仙台という結果に。いやほんと順位どうのは関係なく、セレッソが悪かったというよりもベガルタ仙台が本当にいい試合をしたという印象です。

まあたしかにセレッソの4-4-2が噛み合ってなかったという部分はありますし、あとセレッソが特に前半で決めるべき決定的なチャンスを決めれなかったというのもありますけど、もう次の試合へ切り替えて上位にしっかりと踏みとどまれるかが注目です。仙台としてはこのチーム状態を維持できれば残留は間違いないでしょうし、ここからさらにチームの完成度を高めてより面白い試合を見せて欲しいですね。

サッカー ≫ 今週の人気記事