上海上港対浦和レッズの感想:ACL準決勝ファーストレグ

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リベロの河童
投稿者: ( 河童戦術ブログの管理人 )
公開日:2017年09月27日( 3週間前に投稿 )

上海上港スターティングメンバー
GK 34 チェン ウェイ
DF 13 ウェイ ジェン
DF 23 フー フアン
DF 27 シー クー
DF 28 ヘー グアン
MF 6 ツァイ フイカン
MF 8 オスカル
MF 25 オディル アフメドフ
FW 7 ウー レイ
FW 9 エウケソン
FW 10 フッキ

浦和レッズスターティングメンバー
GK 1 西川 周作
DF 2 マウリシオ
DF 5 槙野 智章
DF 6 遠藤 航
MF 10 柏木 陽介
MF 15 長澤 和輝
MF 16 青木 拓矢
MF 22 阿部 勇樹
FW 8 ラファエル シルバ
FW 9 武藤 雄樹
FW 30 興梠 慎三

 

前半開始~30分

浦和レッズなんですが、いつもと少しメンバーの配置が違うというか、遠藤航が右サイドバックに入ってますね。いつもは森脇がやっているポジションに遠藤を入れた4バックで4-1-4-1という形でしょうか。それ以外はいつもの浦和レッズという感じ。

で、試合開始から浦和レッズはわりと前からのプレッシャーを強めにかけています。相手の最終ラインに対してFWがプレッシャーをかけて制限しようとしているのですが、その寄せが連動したものではなく単発のため簡単にかわされてしまっていますね。いくなら連動して全員で動かないとなかなか厳しいのでは。

また、ボールを奪った直後はわりとボール保持よりも直線的にFWを裏のスペースへ走らせたカウンターを狙っている様子。まあ保持しようとしても相手のプレッシャーに対して少し受けてしまっていてしっかりとボールを保持しながらゆっくり前進というのが序盤はできていないですね。

試合がいきなり動きました。フッキのドリブル突破からのミドルシュートを決めてホームの上海が先制します。いやー…半端ない。たしかに上海ペースで試合は進んでいたんですけど、このゴールはもう完全にアジアで出会うようなレベルではないですね本当にフッキ凄すぎる。

というかもう『ACLで優勝するんだ!』となったらこのレベルの選手を獲得する、そしてそのレベルの選手を抑える守備を構築しなくてはいけないんですね。そう考えると以前浦和やガンバが優勝したときとはアジアを取り巻く状況も大きく変わっているのかもしれませんね。

 

しかし浦和レッズもすぐさま同点に追いつくゴールを決めて1-1に!ちなみに同じ1ゴールずつでも浦和レッズの場合はアウェイゴールとなりますので、2戦合計スコアのことを考えるとこの段階では浦和レッズが優位に立ったことになります。

そして浦和レッズらしい、また日本のクラブらしい良いゴールでしたね。たしかにフッキのような化け物クラスの選手を抱えて個人の技術によってゴールを決めるというのも大事ですけど、浦和レッズのように複数人が絡んで素晴らしいコンビネーションプレーによってゴールを奪うというのも日本のクラブらしくていいですね。

 

30分~60分

この試合だけの話ではないんですけど、浦和レッズってこの最終ライン前のスペースがいつもぽっかり空いてるんですよね。こんなに広いスペースを相手に与え続けているというのは本当に危ないといつも感じているんですけどいつまでたっても修正されないんですよね。あえてこのような形にしているのでしょうか。本当に謎です。

そして前半の終盤になると浦和レッズの自陣でのパスミスからのピンチというのが少し目に付きました。このようなトーナメントの重要な試合でそういうミスを繰り返してしまうというのはなんとかなりませんでしょうか。失敗しても続けることが大事なんだとかそういうのはリーグ戦だけで十分ですし、ACLの準決勝でやるようなことではないんですよね。できないならできないなりのプランに変えるべきだし、本当に細かいミスというのを許してくれるレベルではないかと。

こういう場面でもそうなんですけど、CB前のスペースで相手がフリーでボールを持つという場面がかなり多いですね。それによって最終ラインも釣りだされて崩れていますし、そういった部分をはやく修正しないとこのままでは危ないのではないでしょうか。

試合はこのまま1-1の同点で前半は終了しました。どちらかというと上海のほうがチャンスを多く作りシュートも放ち試合のペースを握っていた前半だったのではないでしょうか。浦和レッズはやはりというかリーグ戦で露呈している問題がそのまま現れてしまっているというか。まあそれでも結果としては1-1の同点ですし、良い状態ではないにしても浦和レッズもなんとか踏ん張っているという印象です。

 

 

後半最初に決定的なチャンスを迎えたのは浦和レッズでした。相手のミスを突いてシュートまで持ち込んだのですが惜しくも枠外に。こういうチャンスは絶対にものにしておきたかったところですが…そして最初に動いたのは上海。13番を下げて21番を投入。事前情報を入れてなかったんですけどこれはおそらく左サイドバックの選手でしょうか。つまり浦和レッズの右サイドを狙おうという意図がありそうです。

やっぱりそうですね。この動画で上海の左サイドを駆け上がってチャンスを作ったのが交代で入った選手ですし、明らかに浦和レッズの右サイド(遠藤のところ)を狙ってきているようです。そしてこの時間帯はずっと上海ペースでして、かなりシュートまで持ち込まれています。

 

60分~90分

正直このまま1-1で終わってくれたらラッキーと思えるくらい上海のほうが優勢な試合展開になってきています。まあ浦和レッズはアウェイゴールも決めていることですし、このまま引分けも視野に入れた試合展開も必要になってくるかも。それだけ浦和レッズのチーム状態はあまり良いとは思えませんし、守備に関しては本当に不安が残ります。いらないミスは絶対にしない。相手の裏のスペースを狙ってFWを走らせる。少人数カウンターでうまく行ったらゴールという形を狙うなど、リスクをできるだけ減らしたサッカーがおすすめなのですが…

 

浦和レッズゴール近くからの直接フリーキックの場面でしたが、オスカルのシュートはポスト直撃。浦和としては本当に助かりましたね。チーム状態としては上海のほうが結構上かもしれませんけど、運はまだ浦和レッズにも残っている模様。正直同点っていう試合展開ではなく、どちらかというと上海が2-0くらいで勝っててもおかしくない内容ですね。まあそれでも違う結果になったりするのがサッカーなんですけど。

 

最初は左サイドバックの21番が駆け上がるために空けておいた遠藤航の外側のスペースですが、ここにオスカルが顔を出すようになってきています。そしてここから結構上海のチャンスが何度か作られていますね。やっぱりこの試合展開を考えると早めに5バックにして最終ラインを修正するなどの手段がおすすめなのですが、まだいけると踏んでいるのでしょうか。

 

あ ぶ な い !!!

こういうのを本当に気をつけないといけないんですよね。ACLで、しかもトーナメントの準決勝というステージではこういうひとつのプレーが結果を左右したりするわけで、本当に試合が終わってもおかしくないような軽率なプレーでしたね。

 

というわけで最後まで危ない展開でしたがなんとか1-1のまま試合は終了となりました。この結果、浦和レッズにとってセカンドレグでの勝ち上がり条件が少しだけ優位となりました。簡単にまとめると以下の通りとなります。セカンドレグの結果と進出条件ですが

浦和 0-0 上海 ⇒合計1-1(2-1)で浦和の勝利

浦和 1-0 上海 ⇒合計2-1で浦和の勝利

浦和 0-1 上海 ⇒合計1-2で上海の勝利

浦和 1-1 上海⇒合計2-2で延長戦

浦和 2-2 上海⇒合計3-3(4-5)で上海の勝利

このようになっています。どちらかが勝利すればそのチームの勝利。もし0-0の引分けだったらアウェーゴールの差で浦和レッズの勝利。1-1で延長戦。2-2だとアウェーゴールの差で上海の勝利となります。

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