浦和レッズ対上海上港の感想:ACL準決勝セカンドレグ

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リベロの河童
投稿者: ( 河童戦術ブログの管理人 )
公開日:2017年10月18日( 1か月前に投稿 )

浦和レッズスターティングメンバー
GK 1 西川 周作
DF 2 マウリシオ
DF 5 槙野 智章
DF 6 遠藤 航
DF 22 阿部 勇樹
MF 8 ラファエル シルバ
MF 9 武藤 雄樹
MF 10 柏木 陽介
MF 15 長澤 和輝
MF 16 青木 拓矢
FW 30 興梠 慎三

上海上港スターティングメンバー
GK 1 イエン ジュンリン
DF 4 ワン シェンチャオ
DF 23 フー フアン
DF 27 シー クー
DF 28 ヘー グアン
MF 6 ツァイ フイカン
MF 25 オディル アフメドフ
FW 7 ウー レイ
FW 8 オスカル
FW 9 エウケソン
FW 10 フッキ

 

ACL決勝への進出条件は
浦和 0-0 上海⇒浦和勝利
浦和 1-0 上海⇒浦和勝利
浦和 0-1 上海⇒上海勝利
浦和 1-1 上海⇒合計2-2で延長戦
浦和 2-2 上海⇒上海勝利

 

試合開始~45分

ファーストレグは本当に「負けなくて良かった」というほど相手が攻勢を強めていたわけですが、幸いにもアウェイで1-1のドローで終えることが出来ました。前回は特に浦和レッズの問題でもあったCB前のぽっかりと空いたスペースを使われて何度もピンチを招き、ゴールも決められていたわけですが、そういったところが修正できているのか。またフッキをどう抑えるのかに注目です。

立ち上がりなんですが、浦和レッズは相手の最終ラインにプレッシャーをかけるのではなく、その次に対して連動して囲い込む感じで守備を構築していますね。対して上海のほうは結構浦和レッズの最終ラインに対して高い位置からプレッシャーをかけていってるようです。そこで浦和レッズの最終ラインが少し窮屈になってしまい相手にボールが渡ってしまう場面も。どちらかというとアウェイの上海のほうが少し積極的かもしれません。

 

先制したのは浦和レッズ!!!

コーナーキックで柏木の正確なクロスからラファエルシルバが決めてホームの浦和レッズが先制しました。これによってトータルスコアは2-1となりこのまま終われば浦和レッズの勝利となります。上海が1点とって終われば延長戦、勝利には2点が必要という状況に。この先制点によってたしかに浦和レッズは有利な立場に立ったわけですが、相手には理不尽な単独突破から化け物のようなゴールを決めれるフッキがいますからね。まだまだどうなるかはわかりません。

やはりこの試合の重要性というかビッグマッチというだけあってかなり球際の争いが激しいですね。いくときはもうガツガツと両チーム行っていて見てて面白い試合となっています。あと浦和レッズのここ最近課題だったCB前にぽっかりと空くスペースの問題なんですが、前半30分ごろまではしっかりとケアされている印象です。浦和レッズが全体的にコンパクトになっていて、相手を自由にさせるスペースを内側に作らないようにしていますね。これを90分続けれるようなら上海がゴールを奪うのは簡単ではないでしょう。

逆に上海の守備なんですが、浦和レッズ陣地にボールがあるときは結構前から積極的にプレッシャーをかけているんですけど、自陣に押し込まれたときは結構ラインを低く取るためズルズルと下がってしまうというか、ちょっと守備で不安な部分が見られますね。これだったらできるだけ速い時間帯でもう1点欲しいところなのですが…

浦和レッズの守備で少し気になるところなんですが、上海のフッキに対しては槙野が付いているんですけど、フッキが少し下がったり内側に寄ってボールを受けたときに槙野がそこに対してアプローチするため、その裏側にスペースができてしまってるんですよね。で、フッキがそこへ繋いだり、潰れてその空いたスペースを使われてシュートまで持ち込まれる場面が何度か見られます。ここが少し怖いところでしょうか。

ここで前半が終了し浦和レッズが1点をリードして前半が終了しました。特に浦和レッズの守備が改善されコンパクトな陣形で内側で相手を自由にさせない堅い守備というのが目立ちましたが、それでも上で書いた槙野の裏や外側のスペースというのがいまだに危険ですし、あとはセットプレーですね。コーナーキックや直接FKの場面には気をつける必要がありそうです。というか直接FKはわかるんですけど、上海はコーナーキックもキッカーがフッキなんですよね。なんででしょう。中でフッキが待ち構えてたほうが浦和レッズにとって脅威な気もするんですけど…

 

 

後半開始~試合終了

後半の立ち上がりも前半と同じような展開に。やはり上海のセットプレーは本当に要注意ですね。そして浦和として気になるのは槙野が前半でイエローカードを一枚提示されてしまったことでしょうか。後半もいきなりちょっと怖いファールをして相手を削っていましたし、もし退場なんて事になってしまったら試合の均衡が崩れてしまう可能性もありますからね。しかし槙野はほとんど交代で下がるということが無い選手のため、監督がどう判断するかというところも勝負の分かれ目になりそうです。

浦和レッズが後半早々にコーナーキックからチャンス。またもや柏木の正確なクロスから今度は槙野がヘディングシュートをするものの惜しくもクロスバー直撃。前半にも決定的なチャンスがあった浦和レッズでしたが、1点リードしているとはいうもののこういう決定的なチャンスを何度も外していると逆に危ないですからね。ほんと早い時間帯で追加点が欲しいところです。

あと浦和レッズなんですが、いままでに見たことないってくらいしっかりとコンパクトに守備陣形を保ち堅い守りを披露しているんですけど、そのため全体的に後ろにさがってしまい守備時の攻め残り人員が不足してカウンター攻撃があまり効果的ではなくなっていますね。ボールを奪っていざ攻めるぞ!となっても前に人が居ないため、相手ゴールまで迫る時間が長くなってしまってうまく仕掛けることができていないようです。まあバランスが難しいんですけどね。

60分を過ぎたあたりから、少しラファエルシルバの動きが鈍ってきているように見えます。守備時は結構低い位置まで下がって守備をして、奪ったら高い位置までダッシュするなど上下動がいつもよりも激しい感じですからしょうがないかもしれません。しかしまだ監督は動かないようですね。もし動くのであれば早めに代えて隙を作らないようにするのも必要なのでは。こういう緊迫した試合ほどそういうちょっとした些細な部分で試合が大きく動くことがありますし。

と書いていたら70分にそのラファエルシルバに代えてズラタンを投入しました。この判断のタイミングは良かったのではないでしょうか。少しでもベンチが迷うとそれだけピンチになる確率が高くなってしまいますからね。

81分に浦和レッズは柏木に代えて梅崎を投入します。おそらく守備の強化とカウンターでの縦の速さを意識してのプランでしょうか。守備時には槙野の近くまで下がって守備をして、マイボールになったら前線まで縦に速く抜け出していますね。これまでの2枚の交代に関しては文句なしのいい交代だと思います。なんか掘監督の良さを初めて見てる試合というか。

試合はこのまま終了し1-0(合計スコア2-1)で浦和レッズが勝利し見事10年ぶりとなるACL決勝進出を果たしました(11月18日と11月25日)。その決勝の相手はサウジアラビアのアル・ヒラルとなりまして、さらに勝利し優勝となればクラブW杯への切符を掴むことができます。

で、この試合の浦和レッズの守備は本当に素晴らしかったですね。引いて守るときも相手にほとんどスペースを与えず、さらにJリーグでよく見られるような数的に不利なカウンターを受けることもありませんでした。浦和レッズがまさかこういう堅い守備で手堅いゲームをできるとは…本当に意外と言うか、ミシャ時代にはほとんど見られなかったような全体がコンパクトに保たれた堅い素晴らしい守備陣形だったと思います。いやー決勝戦も楽しみですね。

なおこの試合でのマンオブザマッチを決めるとしたら中盤で素晴らしい働きをした長澤和輝でしょうか。浦和レッズがこれまで抱えていた問題をしっかりと解決してくれたように感じます。次は槙野でしょうか。あのフッキをしっかりと抑えましたからね。危ない場面はあったものの、この上海の攻撃陣を無失点で抑えるのは本当に大変でしたでしょうし。まあ何よりチーム全体が一体となって素晴らしい試合をしたということで監督のマネジメントも良かったと思います。

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