キリンチャレンジカップ2017日本代表対シリア代表の感想

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リベロの河童
投稿者: ( 河童戦術ブログの管理人 )
公開日:2017年06月09日( 4か月前に投稿 )

ワールドカップアジア最終予選イラク戦の前の調整として組まれた日本代表対シリア代表の試合は1-1の引き分けとなりました。正直ここまでとは想像していなくて、思ったよりもシリアって強いんですね。日本代表がイマイチだったことを差し引いても結構強かったです。

で、この試合についてのハリルホジッチ監督のコメントを見たところ、結構バッサリ書いてましたね。

キリンチャレンジカップ2017 SAMURAI BLUE、シリア代表と1-1で引き分ける | JFA|公益財団法人日本サッカー協会

ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督

我々にとって非常に良いテストになりました。試合の入りが悪く、香川選手の負傷交代の後、自分たちの形にできませんでした。試合の入りが軽い選手がいて、特に中盤が問題でした。攻守で相手にコントロールされ、守備では相手から離れ過ぎ、攻撃は引いてボールを受けに行き、前の3枚が開きすぎてチームプレーができず、ボールの持ち過ぎもあって、我々本来のゲームが作れませんでした。相手の戦いやプレーの質に驚いた選手もいて、デュエルでも相手の方が速く、予測もできていて、インスピレーションもモチベーションも相手の方が高かった。

しかし、後半に入って変わりました。交代や変更をして、形についてより細かく指示をしました。ボールが回って全体が動くようになり、スペースを見つけやすくなりました。3、4回あった素晴らしい決定機に決められなかったのは残念です。乾、本田、井手口の3選手は良い形で入ってくれました。後半は勝利に値する内容でしたが、我々には引き分けは良い警告です。多くの交代をして多くを試して、多くの点で得るものがあったと思います。

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この試合は現在集まっているなかではベストのメンバーを先発起用し試合に臨んでいたようですが、たしかに前半の出来はかなり良くなかったですね。まあこういう日本に戻ってきて試合するとき、最初の1試合目は毎回鈍っているといいますか、ほんと駄目な試合が多いように感じます。

それでもハリルホジッチ監督の采配で後半はどうにか立て直したように見えたのですが、それでも結構マズイ状態だったように見えました。一番気になるのは相手のカウンターに蓋ができないこと。日テレの解説さんたちが「この時間帯の日本は素晴らしい攻撃をしています!!」などど褒めていたときがあったのですが、その時間でさえ奪われたとき即座に奪い返すこともできずカウンターで攻め込まれたりしてましたからね。ぶっちゃけそういうのを素晴らしい攻撃とは言わないんですよ。

ボールを持ってるとき前線に人数をかけて相手ゴールにせまっていても、ボールを奪われたときに毎回自陣に運ばれてカウンターを受けるような状態になっていたら、それは攻撃に問題があるわけです。自分の見方ですけど、良い攻撃かどうかというのは奪われたとき対応できるかどうかで決まると思っていて、奪われてもすぐに奪い返す、奪われて相手がカウンターを狙ったとしても事前に予測したポジションを取っていて相手を遅らせている、奪われても相手を簡単には前進させず最終的にはボールを捨てさせる。こういうのが「良い攻撃」だと思っています。

で、それが今の日本代表にはほとんど無いんですよね。奪われると簡単に運ばれてしまう。なんでかというと、簡単にいえば「チームになってない」ように見えます。個人がそれぞれの局面でなんとかしてる状態。チームとしてどう攻撃してどう守備をして…というのがあまり感じられないですね。

それでも日本代表にはいくつかの発見もありました。まずは井手口。彼を中盤の底で使うというプランは今後も使えそうです。あとは本田圭祐の中盤起用。これはいくつかの問題を抱えることになりそうですが、どうしても点が欲しいときのオプションとして用意できそうです。

イラク戦では香川真司が負傷離脱のため使えず。宇佐美はそのまま予定通り離脱。また数人が少し危うい状況のようです。まあそれでも残ったメンバーも強力ですし、面子としては問題ないかと。

で、イラク戦でのポイントですが、自分は「リスク管理」が一番のキーワードになるのではないかと思っています。相手のカウンターをどうやって封じるのか。この部分に是非注目してみてはいかがでしょうか。

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