ジュビロ磐田対セレッソ大阪の感想:J1第23節

カテゴリ /  サッカー / タグ /  /  / 
リベロの河童
投稿者: ( 河童戦術ブログの管理人 )
公開日:2017年08月19日( 4か月前に投稿 )

J1第23節のジュビロ磐田対セレッソ大阪の試合はお互いに良い時間帯もあって内容の濃い面白い試合展開となりましたが、結果として1-1の同点で終了となりました。今季開幕戦から注目していた両チームの対戦でしたので、少しだけ詳しく試合の感想を書いてみます。

 

前半開始~15分

試合立ち上がりからジュビロ磐田がボールを握る展開になり、左右の幅を広く使いながらうまくセレッソの守備を崩していました。ジュビロは中村俊輔がいろんなところに顔を出しながらボールを循環させていて、俊輔が動いて空いたスペースにジュビロの選手が侵入して綺麗に崩していましたね。ほんと今季のジュビロは成長していると思います。

 

15分~30分

セレッソの守備時布陣は4-4-2でかなりコンパクトに陣形を組んで隙間を空けないようなやりかたをしているのですが、横幅68mに対して4人ですと当然逆サイドは大きなスペースができるので、そこへジュビロがサイドチェンジなどで送ってからチャンスを作っていしましたね。

対してジュビロの守備陣形は5-4-1で結構ラインを上げ下げしながらセレッソ攻撃陣に対して自由を与えてませんでした。ただしセレッソのカウンター時は期待を持てるような状況を作り出せそうな感じがあるんですけど、なかなかゴール前へ侵入することができてません。

 

30分~45分

30分過ぎからセレッソが徐々にペースを掴める様になってきました。主に相手陣地深くまでボールを運んで仕掛けた後の攻撃から守備への切替場面で素早く相手にプレッシャーをかけることで高い位置で奪い返せるようになり、チャンスを何度か作ります。セカンドボールの奪取、切替場面での素早いプレッシャーなどができるようになると、セレッソは強力ですね。

30分ごろから徐々にリズムを掴み出したセレッソ大阪が前半37分に先制しました。これはもう杉本が凄かったというか、動き出しの瞬間で相手を振り切って前に入れてますし、クロスも正確に点で合ってましたね。そして動き出しからクロスからそのボールをダイレクトシュートするまでスピードを落とさず綺麗に決まった素晴らしいゴールだったと思います。

前半を通してジュビロ磐田は右サイドからの攻撃が50%とかなり高くなっていたんですが、これは中村俊輔が右CBの横に落ちてきてゲームをコントロールしていることと、右サイドへおびき寄せて左サイドのアダイウトンで仕掛けて中央で勝負するという形がひとつ出来上がっていることが要因だと思われます。

45分~60分

ジュビロ磐田の守備時なんですが、アダイウトンは完全にサイドハーフとして守備に専念するだけではなく、状況によっては結構前線に攻め残りしてて良い意味で「サボってる」状態になっていますね。これによってボールを奪ったときに前線で預けれる場所ができることで、チームが前進できている場面も多くありました。

 

60分~75分

セレッソ大阪は59分にFWのリカルドサントスを下げてMFの木本を投入。これによってセレッソは最終ラインを5枚にした守備時5-4-1という形に変えてきました。4-4-2で守るとバランスはいいのですがサイドを広く使われたときのスライドがどうしても発生するんですけど、最終ラインを5枚にすることでより強固に守ることができます。その代わり奪った直後の預けどころが減るので、柿谷などサイドの選手の切替が大事になりそうです。

このように奪った直後から前進するときにはワントップの杉本がサイドまで開いてきてボールを引き出します。一発で裏に走らせるのではなく、まずはボールを受けて味方を押し上げるような形を取っていましたね。

ジュビロが大きなサイドチェンジをしてセレッソのスライドのズレを使おうとするのですが、セレッソの最終ラインが5枚になったことで逆サイドの選手までちゃんと届くんですよね。よって、ジュビロはなかなか攻撃の形が作りにくくなっていました。

 

75分~試合終了

セレッソは最終ラインを5枚にした5-4-1にすることで守備は強固になったものの、そのぶん前線の人数が少なくなったこともあってセカンドボールをジュビロに拾われる場面が多くなり、前に進めなくなってきました。これで守りきれればいわゆる「堅いチーム」となるわけですが、守備の時間が長ければ長いほど失点のリスクも増えますからね。

ずっとジュビロのターンだった時間帯でついにジュビロが同点ゴールを奪います。81分にコーナーキックから川又が押し込んで1-1の同点に。交代によって守備型へシフトして守ってカウンターというセレッソの狙いはセットプレーによって崩されました。これはコーナーの守備というところよりも、何度もセカンドボールを拾われて守備の時間がかなり長くなっていたというところも原因のひとつかもしれません。

そして1-1で試合が終了しお互い勝点1を分け合う結果に。両者にとって悔しい結果かもしれませんが、かなり白熱した面白い試合でしたね。どちらかといえば、先制して布陣を変えて守りきろうとしたけど失点してしまったセレッソのほうが悔しい結果だったのかな?磐田としては、最後には追いついて同点に持ち込んだということでポジティブな部分もあったのかもしれません。

サッカー ≫ 今週の人気記事